箸
 

箸は私たちの生活に欠かせない道具です。箸は使う人の手の大きさ、用途や好みによって選ぶことが多いです。「柿安三尺三寸箸」という名前を聞いたことがありますか? これは箸の名前ではありません。柿安三尺三寸箸というのは、東京の有名なレストランのことです。三尺三寸、尺と寸は現在ではあまり使うことがない物を計る時の単位です。裁縫がお好きな方は尺と寸という単位を使うかも知れませんね。教えて欲しいです。三尺三寸はどれぐらいの長さでしょうか?



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欧米人の箸マナー

私たちは小さいころから親から箸の使い方を習い、箸の持ち方を注意されてきています。しかし、ナイフとフォークを使い慣れてきた欧米人にとって箸の持ち方と使い方は大変難しいことのようです。

日本に来た欧米人は、生まれて初めて箸を使う人がほとんどです。ナイフとフォークの文化から箸の文化に代わることに、最初は大変戸惑います。

彼らは箸の持ち方から勉強しなければなりません。初めは興味津々に箸の持ち方を勉強しますが、途中で挫折してしまう欧米人も少なくありません。国に帰れば箸を使うことがありません、といい、箸の持ち方の勉強をやめてしまう人もいます。


箸で和食を食べてみたい

「箸で和食を食べてみたい」、これはあるアメリカ人留学生の願いです。なんとかわいい願いだろう、と思わず微笑んでしまいました。このアメリカ人留学生は日本に来て一番困ったのは、箸の使い方を知らないことだそうです。ご飯類はともかく、うどん、蕎麦など汁系の麺類は箸を使わないと食べるのに大変不便です。

一日も早く箸の使い方を身につけ、箸で和食を食べることが今現在の願いだそうです。この留学生は練習の成果があって箸の持ち方が大分上達しているようですが、箸を使うことがまだストレスになっているそうです。気持ちよく箸で和食を食べるにはまだ時間がかかりそうです。


箸を使わない国

日本、中国、韓国では箸が当たり前の食事道具ですが、世界には箸を使わない国がたくさんあります。インドやパキスタン、アメリカでは中華料理や日本料理を食べる時、箸で食べる人もいればそうでない人もいます。アメリカのレストランでは、中華や和食をフォークで食べてもマナー違反にはなりません。アメリカ人のご家庭にはナイフとフォークはたくさんあっても、箸は置いていません。料理用の長い箸が置いているご家庭も大変珍しいぐらいです。


箸の歴史

私たちが毎日使っている箸は中国から日本に伝わってきました。5千年の歴史を持っている中国では、3千年以上も前から箸を使っていました。中国での箸の誕生は、中国飲食文化の革命だけではなく、人類文明の象徴でもあります。歳月とともに多くの物は歴史の舞台からその姿を消しましたが、箸は実用性だけではなくひとつの文化としてその存在価値を発揮しつつあります。現在の箸は、単なる食事のための道具ではありません。箸は文明の象徴として研究、使用、収集されています。


銀箸で毒味

中国歴代の王朝では、下人たちが銀箸で毒味をしてから料理を出すことが代々続いたそうです。銀箸より金箸のほうがもっといいような気がしますが、どうして銀箸が使われていたでしょう。それは銀の化学成分が毒に反応するからです。料理に毒が入っている場合、銀箸はすぐ黒くなるそうです。銀箸は純度が高くなければ毒に反応しないので、純度が90%以上の銀で銀箸を作ったそうです。王朝では箸だけではなく、料理に使う道具にも銀を使うことが多かったそうです。


箸マナーが違う

私たちが毎日使っている箸は中国から遣唐使によって日本に伝わってきましたが、中国の日本の箸マナーは違います。まず箸の置き方が違います。日本のお寿司屋さんに入ると箸置きの上に箸が手前(横)においてあります。しかし、中国では箸置きと箸は右手(縦)においてあります。箸を縦に置くか、横に置くかの違いですが、知っておくと中国に行ったとき迷うことありませんよ。韓国も中国と同じく箸を縦に置きます。

箸による誤解

日本のご家庭に食事を招待されたある中国人が大変嫌な思いをしました。聞いたところ、我々日本人には何でもないことが中国の人には大変失礼に当たることであることが分かりました。招待したご家庭で、家族はいつも使っているマイ箸を使い、中国の人だけに割り箸を出したことが問題だったようです。中国でもし日本のように、家族は自分の箸で、お客さんだけ割り箸を使わせるとそのお客さんは二度とその家に行かないそうです。

中国ではお客さんを家に招いて食事をする時、家族の人はお客さんと一緒に割り箸を使うことがマナーだそうです。お客さんに家族と同じ箸を出すこともあるようですが、いずれにしてもお客さんに「お客さんではない」というリラックスさせる気持ちと「家族と同じ」ということを表すためだそうです。


箸のプレゼントに大失敗

日本の箸は、箸先が尖っているのが普通ですが、箸の元祖中国のお箸は箸先が尖っていません。中国の人は箸先が丸い(太い)ものを好んで使います。箸先が丸い? 食べ物が挟みにくいでしょう? と不思議に思うかも知れませんが、ご心配要りません。中国の人は箸先が太いお箸でちゃんとお食事しています。

中国の新婚さんに夫婦箸をプレゼントして大失敗したことがあります。「中国で夫婦箸は、お嫁さんが用意するもので他人がプレゼントすることはありません」と中国人の嫁さんは夫婦箸のプレゼントにびっくりした様子でした。覚えておきましょう。中国の人には夫婦箸をプレゼントしてはいけません。


韓国箸は重い

日本の箸は、津軽塗り、輪島塗など木でできた箸に塗りをすることが多いです。韓国箸を使ったことがありますか? 木の箸に使い慣れた日本人はきっと「重い」と思わず声を出してしまいます。韓国の箸は鉄やステンレスの素材が多いため、韓国箸は日本の箸に比べると重いです。中国の箸は、日本の箸に比べると少々大きいかもしれません。中国で宮廷料理を食べる時、お店によっては象牙の箸が用意されることもあります。象牙箸を使って高級な宮廷料理を食べることは、普通ではめったに経験できないことですね。

マイ箸をぜひ

貴方はマイ箸を持っていますか? マイ箸を持っていない人はいませんか?  最近環境保護のため、割り箸を使わずマイ箸を持参している方もいますが、これは大変良いことですよね。日本は世界で割り箸を一番使っている国だと言われています。うどん、蕎麦、ラーメンのような麺類を食べる時には、マイ箸より割り箸を使ったほうが滑らなくていいかも知れません。

しかし、割り箸にどれほどの木が使われているかご存知ですか。日本で使われている割り箸はほとんど中国からの輸入品ですが、中国の森林も年々減り続けている状態です。マイ箸を箸袋に入れ持ち歩きませんか? 携帯箸を持って歩くことで多くの森林が救われます。


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